「早くリタイアしたい!」と誰もが思ったことを
あると思います。
もちろん私もあります。
生き延びる方法として稼ぎ倒して辞めるというのは有効なやり方です。
しかしその「リタイア」とはどのような状態を
指すのでしょうか。
完全リタイア・アーリーリタイア・FIRE・セミリタイア・・・
世には色々なリタイアがはびこっています。
詳しくまとめてみました!
リタイアの種類
リタイアは簡単に言えば「退くこと」です。
リタイア【retire】
[weblio辞書]
[名](スル)《「リタイヤ」とも》
1 引退すること。退職すること。「リタイアして田舎に引っ込む」
2 競走・競技で、退場・棄権すること。
「競技からリタイアする」など普通に使っていますね。
競技だけでなく仕事、人生?など色々な対象に使えますので
対象を決めないといけませんが
ここでの対象は当然「仕事」です。
仕事を退くときは一般に定年退職を思い浮かべると思います。
しかし、その定年退職でもそのときどのような(経済)状況なのか?
辞めた後はどのような生活を送るのか?
千差万別です。
リタイアにも色々なものがありますが
このようなリタイア時の状況・リタイア後の状況と
リタイアの時期がそれぞれ異なってきますす。
① リタイアの時期
一般の定年退職の時期は定年時(60~)です。
最近は雇用延長で70近く、それ以降も働く人もいます。
一方で早くリタイアする人もいます。
下だと20代、上だと50代です。
このようにリタイアの時期には
定年時・定年より前があります。
② リタイア時の状況
リタイア時の経済状況も色々です。
今後の生活に一生困らない資産がある人(1億~)
節約すれば大丈夫な人(数千万)
何かしらの手段で稼がなければ生活が成り立たない人(数百~1千万)です。
もちろんリタイアの時期によって必要な額は変わりますが
色々な経済状況の人がいます。
このようにリタイア時の状況には
資産が十分(1億~)
それなり(数千万)
少ない(数百~1千万)があります。
③ リタイア後の状況
リタイアした後どのような生活を送るのかも様々です。
十分な資産を築いて年金もたっぷりある人は自分で全く稼がなくていいですが
資産が不十分な人は働かなければなりません。
稼ぎ方も様々で、アルバイト・フリーランス・ネット・配当収入・不動産収入
色々あります。
このようにリタイア後、稼ぐ・稼がないがあります。
それぞれのリタイア
それでは、完全リタイア・ アーリーリタイア・セミリタイア・FIRE
の違いを見ていきましょう。
完全リタイアとは?
完全リタイアとは以下のようなものです。
① 定年時
② 資産は十分
③ リタイア後は稼がない
会社で無事に定年退職まで勤めた方々がこれを達成できます。
私の親世代ではスタンダードなリタイアですね。
これを達成できた方々はこれまでの長年の努力により
不安無き生活を手に入れたのです。
その忍耐力には本当に頭が下がります。
アーリーリタイアとは?
アーリーリタイアは早期リタイアとも言いますが
以下のようなものです。
① 定年より前
② 資産は十分
③ リタイア後は稼がない
ほとんど完全リタイアと同じですが、退職時期が早くなっています。
つまり稼げた人のみが達成できるリタイアです。
人生の成功者のみが達成できる偉業ということでしょう。
凡人が達成するには相当な節約と投資の成功か
悪行をはたらかないと無理でしょう。
FIREとは?
FIREは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字をとった言葉で
「経済的自立,アーリーリタイア」という意味になります。
サイドFIRE・リーンFIRE、色々なスタイルがありますが
欧米を中心に世界的に流行している生活スタイルですね。
FIFEは以下のようなものです。
① 定年より前
② 資産はそれなり~十分
③ リタイア後は(不労所得で)稼ぐ
完全リタイア・アーリーリタイアと大きく違う点は
リタイア後も稼ぐということです。
ただし、配当収入などの不労所得です。
大してやることはないのでリタイア後の生活は
アーリーリタイアと変わらないかもしれませんが
不労所得がなくなれば生活が立ち行かなくなるので
リスクのあるアーリーリタイアとも言えます。
それなりの資産でいいので凡人にも達成できるように思えますが
FIREは節約、投資で生活費の25年分くらいを稼いで
利回り4%想定で生活費を賄っていくイメージなので
まず相当な元手を稼ぐ必要があります。
そのためにかなりの節約力と
生活費の25年分稼げるだけの仕事を続ける能力と
高い収入を稼げる能力、強い意志が必要です。
凡人には無理です。
世界的に流行っていますが
誰もが達成できるものではなく
相当な努力と周到な準備が必要なハードルの高いものです。
セミリタイアとは?
セミリタイアは以下のようなものです。
① 定年より前
② 資産は少ない~それなり
③ リタイア後は(労働、不労所得で)稼ぐ
凡人が目指すのは現実的にこのリタイアになると思います。
資産も少なく何かしらの手段で稼がなければなりませんが
フルタイムの労働をせずとも生きていけます。
お金より自由が欲しい人が目指すリタイアです。
資産が少なくても生活できるだけのフロー収入があればいいので
極端には生活防衛資金くらいの資産があれば達成できるリタイアになります。
もちろんそれだけの状況を作らなければなりません。
極限まで生活費を落とす、収入の目途、孤独に耐える力
これもまた相当な努力と適正が必要です。
ただ、このタイプのリタイアはかなり節制した生活になるので
合う合わないがはっきり出ると思います。
達成できる人はそれなりにいると思いますが
それなら働いていた方がいいや・・と思う人も
多いのではないでしょうか。
まとめ 自分にあったリタイアの選択が重要
まとめると以下のようになります。
完全リタイア | アーリーリタイア | FIRE | セミリタイア | |
時期 | 定年 | 定年前 | 定年前 | 定年前 |
リタイア時資産 | 十分 | 十分 | それなり~十分 | 少ない~それなり |
リタイア後収入 | なし | なし | 不労所得 | 労働、不労所得 |
リタイアの選択は望む生活スタイルを確立するための手段ですので
自分にとっての豊かな生活はどのようなものか考え
そのために必要であれば、自分に合ったリタイアを目指したいですね!
コメント